最終更新: 2026年1月7日(水) 16:00 JST
【結論】本日午後の戦略:ユーロを売り、豪ドルを買う!
主要6通貨ペア(EUR/JPY、EUR/USD、AUD/JPY、NZD/JPY、AUD/USD、NZD/USD)の本日午後から深夜にかけての相場について、結論を先にお伝えします。
今すぐ知りたい方への結論
| 通貨ペア | 戦略 | 現在値 | 目標価格 | 確信度 |
|---|---|---|---|---|
| EUR/USD | 売り | 1.1700 | 1.1640 | ★★★★★ |
| EUR/JPY | 売り | 183.00 | 181.50 | ★★★★★ |
| AUD/USD | 買い | 0.6730 | 0.6800 | ★★★★☆ |
| AUD/JPY | 買い | 105.50 | 106.50 | ★★★☆☆ |
| NZD/USD | 売り | 0.5780 | 0.5720 | ★★★★☆ |
| NZD/JPY | 売り | 90.40 | 89.60 | ★★★☆☆ |
なぜ今夜が「運命の分岐点」なのか
本日午後から深夜にかけて、世界経済の「ソフトランディング」シナリオが試される3つの重要指標が発表されます:
- 19:00 ユーロ圏消費者物価指数(HICP) – ユーロの運命を決める
- 22:15 米国ADP雇用統計 – 前月の衝撃的なマイナスから回復するか
- 24:00 米国ISM非製造業景況指数 – 50割れなら世界同時株安のトリガー
これらの指標結果次第で、各通貨ペアは100pips以上の大変動を起こす可能性があります。
プロが選ぶ本日の最強戦略
「ユーロを売り、豪ドルを買う」──これが本日の勝利の方程式です。
理由:
- ユーロの構造的弱さ: ユーロ圏のインフレ率が目標の2.0%を割り込む可能性が高く、ECBの利下げ加速観測が優勢
- 豪ドルの構造的強さ: 本日発表された豪州CPIは3.4%と依然高く、RBA(豪中央銀行)の高金利維持姿勢が明確
- テクニカルの一致: EUR/USDとEUR/JPYは下降トレンド、AUD/USDは上昇トレンドが鮮明
市場環境の全体像:なぜ今夜が重要なのか
2026年初頭の外為市場:3つの異なる経済が交錯する
現在の外国為替市場は、3つの異なるマクロ経済テーマが同時進行しています:
テーマ①:米国労働市場の謎
前月のADP雇用統計は-32,000人(3万2千人の減少)という衝撃的な結果でした。これはハリケーンやストライキなどの一時的要因とされていますが、「リセッションの初期兆候では?」という疑念が市場に燻っています。
今夜22:15発表のADP雇用統計(予想:+50,000人)がこの疑念を晴らせるかが最大の焦点です。
テーマ②:ユーロ圏のディスインフレ加速
ドイツのインフレ率が予想を下回ったことで、今夜19:00発表のユーロ圏HICP(予想:2.1%)が2.0%を割り込む可能性が高まっています。
これが実現すれば、ECBの利下げサイクル加速が確実視され、ユーロは構造的な売り圧力を受けます。
テーマ③:オセアニアの粘着質なインフレ
本日午前に発表された豪州の月次CPIは3.4%(前月3.8%)でした。確かに鈍化していますが、依然としてRBAの目標圏(2-3%)を上回っています。
これは、FRBやECBが利下げに動く中、RBAは高金利を維持せざるを得ない状況を意味し、豪ドルの下値を強力にサポートしています。
東京市場の振り返り:静かすぎる午前中が意味するもの
本日の東京市場は異常なほど静かでした:
- EUR/USD: 1.1690-1.1710(わずか20pipsのレンジ)
- AUD/JPY: 105.40-105.60(20pipsのレンジ)
- 日経平均: -1.1%の下落
この「嵐の前の静けさ」は、市場参加者が今夜の重要指標を前にポジションを手控えていることを示しています。
つまり、今夜のボラティリティは通常の2-3倍に達する可能性が極めて高いのです。
【ユーロ圏】EUR/USD・EUR/JPY:下落トレンドが加速する理由
EUR/USD:1.1700の攻防から1.1640への下落を予想
現在値: 1.1700
戦略: 売り(ショート)
目標価格: 1.1640
確信度: ★★★★★(最高)
なぜEUR/USDの売りが「最も確実」なのか
理由①:テクニカルが完璧な売りサイン
現在のEUR/USDチャートは、テクニカルアナリストにとって「教科書的な下降トレンド」の形状です:
- 移動平均線: 20日MA、50日MA、200日MAすべてが価格の上に位置(完全な弱気配列)
- デッドクロス形成中: 50日MAが200日MAを下抜ける直前(中長期下落トレンドへの転換サイン)
- MACD: ゼロライン以下で推移(上昇モメンタム皆無)
重要なサポートライン:
- 1.1685円: 直近安値・ここを割り込むと加速
- 1.1640円: 次の目標価格(フィボナッチ・ターゲット)
理由②:ファンダメンタルズが「ユーロ売り」を正当化
今夜19:00に発表されるユーロ圏HICP(消費者物価指数)は、市場予想の2.1%を下回る可能性が高いと見られています。
なぜ下振れ予想なのか:
- ドイツの州別CPIが事前に弱い数字を示した
- エネルギー価格の下落が効いてくるタイミング
- 欧州経済の停滞(成長率の鈍化)
もしHICPが2.0%を割り込んだら:
- ECBの「インフレ目標達成」が確定
- 利下げサイクルの加速が正当化される
- EUR/USDは1.1685を一気にブレイクし、1.1640へ急落
理由③:米国指標が強ければ「ドル高・ユーロ安」のダブルパンチ
米国のADP雇用統計とISM非製造業景況指数が予想以上に強ければ、「米国例外主義(US Exceptionalism)」が復活します。
これは:
- 米金利の底堅さ → ドル買い
- ユーロとの金利差拡大 → ユーロ売り
結果: EUR/USDは両側から叩かれる形になります。
EUR/USDの時間帯別予想
【16:00-19:00】欧州時間前半:様子見
- 予想レンジ: 1.1690-1.1710
- 19:00のHICP待ちで動きにくい
【19:00】HICP発表:第1の分岐点
- HICP < 2.0%の場合: 1.1685ブレイク → 1.1650へ急落
- HICP = 2.1%(予想通り): 材料出尽くしで小動き
- HICP > 2.2%(予想上振れ): 一時的に1.1720へ反発(ただし売り場)
【22:15】ADP発表:第2の分岐点
- ADP > +60,000人(強い): ドル買いで1.1640へ
- ADP < +20,000人(弱い): 一時的に1.1750へ反発
【24:00】ISM発表:最終決戦
- ISM > 52.5(強い): 1.1640突破 → 1.1600視野
- ISM < 50.0(弱い): 逆にドル売りで1.1750へ急騰(ただしユーロ自体が弱いため上値限定)
EUR/JPY:リスクオフと金利差縮小のダブルパンチ
現在値: 183.00
戦略: 売り(ショート)
目標価格: 181.50
確信度: ★★★★★(最高)
なぜEUR/JPYは「最も負けにくい」トレードなのか
EUR/JPYは、EUR/USDのユーロ売り要因と円の安全資産需要が合成される通貨ペアです。
売り要因①:ユーロの構造的弱さ(前述のEUR/USD参照)
売り要因②:日本株安による円買い
- 本日の日経平均は-1.1%の下落
- 東京市場でリスクオフムードが優勢
- クロス円(特にEUR/JPY)の上値を抑制
売り要因③:日銀の追加利上げ観測
- 東京都区部のインフレ率が上昇傾向
- 植田総裁の「利上げ継続」発言
- 円の独歩安を防ぐ心理的サポート
売り要因④:テクニカルが下降トレンド
- 1時間足: 高値切り下げ(Lower Highs)と安値更新(Lower Lows)が継続
- 上昇トレンドラインを下抜け
- 短期移動平均線が長期移動平均線を下抜け
重要なサポートライン:
- 182.50円: 一目均衡表の雲上限
- 181.80円: 次の目標価格
- 181.50円: 最終ターゲット
EUR/JPYのリスクシナリオ
唯一の上昇シナリオ:
米国指標が極めて強く、「ドル高・円安」が優勢になり、USD/JPYが157円を超えて上昇した場合、連れ高となる可能性があります。
ただし、この場合でもEUR/USDの下落が相殺するため、EUR/JPYの上昇余地は184円程度に限定されます。
最悪シナリオ(EUR/JPY急落):
- ユーロ圏HICP < 2.0%
- 米国ISM < 50.0(リセッション懸念)
- 世界同時株安
この3つが重なれば、ユーロ安×円高のトリプルパンチで181.00円まで急落する可能性があります。
【オセアニア圏】AUD系通貨:底堅さの秘密
AUD/USD:ドル安ヘッジの最適解
現在値: 0.6730
戦略: 買い(ロング)
目標価格: 0.6800
確信度: ★★★★☆(高)
なぜ豪ドルが「今最も買われるべき通貨」なのか
理由①:本日発表の豪州経済指標が「ゴルディロックス(適温)」
本日午前に発表された2つの指標が、豪ドルの強さを裏付けました:
月次CPI: +3.4%(前月+3.8%、予想+3.6%)
- インフレは鈍化しているが、依然RBAの目標(2-3%)より高い
- 「即時の利上げ」リスクは後退
- しかし「早期の利下げ」期待も高まらない
- 結果: RBAの高金利維持が正当化される
建設許可件数: +15.2%(前月-1.8%)
- 予想を大幅に上回る急増
- 住宅市場の底堅さと内需の強さを示す
- 「豪経済は利上げに耐えている」ことの証明
理由②:他の主要国との金利差が豪ドルに有利
現在の金融政策スタンス:
- FRB(米国): 利下げ方向
- ECB(ユーロ圏): 利下げ加速の可能性
- RBA(豪州): 高金利維持(利下げは遠い)
この金利差が、キャリートレード(低金利通貨を売り、高金利通貨を買う)の観点から豪ドルを魅力的にしています。
理由③:テクニカルが上昇トレンド継続
- 日足: 0.6700の心理的節目を明確に上抜け
- 20日移動平均線がサポートとして機能
- 上昇チャネルの中を順調に推移
重要なサポート/レジスタンス:
- サポート: 0.6715円(強力な需要ゾーン)、0.6700円(心理的節目)
- レジスタンス: 0.6760円(直近高値)、0.6800円(目標価格)
AUD/USDが最も輝くシナリオ
最強シナリオ:
米国のADP雇用統計とISM非製造業景況指数が予想を下回り、「ドル安」が進行した場合、AUD/USDは最もパフォーマンスの良い通貨ペアになります。
なぜEUR/USDより有利なのか:
- EUR/USDは、ドル安でも「ユーロ自体の弱さ」が上値を抑える
- AUD/USDは、ドル安に加えて「豪ドル自体の強さ」が上昇を後押し
目標価格:
- 第1目標: 0.6760円(直近高値)
- 第2目標: 0.6800円(心理的節目)
- 最大: 0.6850円(米国指標が極端に弱い場合)
AUD/USDのリスクシナリオ
下落リスク:
米国指標が予想以上に強く、「ドル高」が進行した場合でも、AUD/USDの下落は限定的と予想されます。
理由:
- 豪ドル自体のファンダメンタルズが強固
- 0.6700円には強力なサポート(心理的節目+需要ゾーン)
予想下値: 0.6680円程度
つまり、AUD/USDは「上昇余地70pips、下落余地50pips」という、リスクリワードに優れたトレードなのです。
AUD/JPY:ファンダメンタルズ最強のクロス円
現在値: 105.50
戦略: 買い(ロング)、ただし株価次第
目標価格: 106.50
確信度: ★★★☆☆(中)
AUD/JPYの強みと弱み
強み:
- 豪ドルのファンダメンタルズ的優位性(前述)
- 日足レベルで強い上昇トレンドを維持
- 105.00-105.20円に強力なサポート
弱み:
- リスクオフ(株安)の際には円買いで急落するリスク
- 今夜の米国ISMが50割れなら、一時的な急落は避けられない
AUD/JPYの推奨戦略
基本方針: 押し目買い
買いポイント:
- 105.00-105.20円まで下落したら買い
- この水準は中期的な絶好の買い場
利確目標:
- 106.00円(第1目標)
- 106.50円(第2目標)
損切りライン:
- 104.80円明確割れ
注意点:
米国ISM非製造業景況指数が50.0を割り込んだ場合、世界同時株安のトリガーとなり、AUD/JPYは一時的に104円台まで急落する可能性があります。
ただし、この場合でも他のクロス円(EUR/JPY、NZD/JPY)に比べれば下落幅は限定的です。
【オセアニア圏】NZD系通貨:最も脆弱な通貨
NZD/USD:最も売られやすいメジャー通貨ペア
現在値: 0.5780
戦略: 売り(ショート)
目標価格: 0.5720
確信度: ★★★★☆(高)
なぜNZドルが「最弱通貨」なのか
理由①:ファンダメンタルズがAUDに完全に劣後
NZドルと豪ドルは「兄弟通貨」とも呼ばれますが、現在の経済状況は全く異なります:
| 項目 | 豪州(AUD) | NZ(NZD) |
|---|---|---|
| インフレ率 | 3.4%(高止まり) | 低下傾向 |
| 中央銀行スタンス | 高金利維持 | ハト派化(利下げ観測) |
| 経済指標 | 建設許可+15.2% | 目立った好材料なし |
| 市場人気 | 高い | 低い |
結論: NZドルはAUDの「劣化版」として売られやすい
理由②:AUD/NZD(豪ドル/NZドル)の上昇トレンド
本日の東京市場でも、AUD/NZDの買いフロー(=豪ドル買い・NZドル売り)が継続しました。
これは、同じオセアニア通貨の中でも、NZドルが選好されていないことを示しています。
理由③:テクニカルが弱気
- 日足: 戻り高値が切り下がる(下降トレンド)
- 0.5800の節目を明確に超えられない
- ボラティリティ低下→次の大きな動きは「下」の可能性大
重要なレジスタンス/サポート:
- レジスタンス: 0.5800円(強力な壁)、0.5820円
- サポート: 0.5750円、0.5720円(目標価格)
NZD/USDが最も売られるシナリオ
最悪シナリオ(NZD急落):
米国のADP雇用統計が+50,000人以上、ISM非製造業景況指数が52.5以上と、両方とも好結果になった場合:
- 「米国例外主義」復活でドル全面高
- NZD/USDは真っ先に0.5720円へ急落
- 場合によっては0.5680円まで視野
なぜNZDが真っ先に売られるのか:
- ファンダメンタルズが最も弱い
- 流動性が相対的に低く、ストップロスを巻き込みやすい
- 「ドル買い」ポジションを取りたいトレーダーにとって、最も効率的なショート対象
NZD/USDの推奨戦略
基本方針: 戻り売り
売りポイント:
- 0.5800-0.5820円まで戻したら売り
- この水準は強力なレジスタンス
利確目標:
- 0.5750円(第1目標)
- 0.5720円(第2目標)
損切りライン:
- 0.5850円突破
NZD/JPY:テクニカル強気 vs ファンダメンタルズ弱気
現在値: 90.40
戦略: 売り(ショート)、ただし注意が必要
目標価格: 89.60
確信度: ★★★☆☆(中)
NZD/JPYの複雑な状況
NZD/JPYは、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析が真逆のシグナルを出している、最も判断が難しい通貨ペアです。
テクニカル分析の見方:「買い」
- 1時間足: 調整波動を終えて新たな上昇推進波が発生中
- 直近高値を更新し、Higher Lowを形成(上昇トレンドのサイン)
- 90.30円が短期サポートとして機能
ファンダメンタルズの見方:「売り」
- NZドル自体のファンダメンタルズが脆弱(前述)
- RBNZのハト派化(利下げ観測)
- リスクオフ環境では円買いが優勢
プロの判断:ファンダメンタルズを優先
経験則として、「テクニカル vs ファンダメンタルズ」の対立では、中長期的にファンダメンタルズが勝利するケースが多いです。
推奨戦略:
売りポイント①: 90.60-90.70円への戻し
- ここでの上値の重さを確認してショート
売りポイント②: 90.30円のブレイク
- この重要サポートを明確に割り込んだら、テクニカル的な強気シナリオは崩壊
- ストップロスを巻き込んで89.60円まで急落のリスク
利確目標:
- 89.60円(ボリュームゾーン)
損切りライン:
- 91.00円突破
注意:
90.30円を維持したまま91.00円を超えてきた場合は、素直にテクニカルの強気シグナルを認め、戦略を切り替える柔軟性も必要です。
時間帯別シナリオ分析:19時・22時・24時の3つの分岐点
本日の相場は、3つの重要指標発表によって「3段階」で動きます。
【19:00】第1の分岐点:ユーロ圏HICP
コンセンサス予想: 2.1%
| シナリオ | 結果 | 市場の反応 | 通貨ペアの動き |
|---|---|---|---|
| A: インフレ鎮静化(確率50%) | < 2.0% | ECB利下げ加速観測 | EUR/USD → 1.1650 EUR/JPY → 182.00 |
| B: 予想通り(確率35%) | 2.1% | 材料出尽くし | 小動き、次の指標待ち |
| C: 予想上振れ(確率15%) | > 2.2% | 一時的なユーロ買い | EUR/USD → 1.1720(ただし売り場) |
トレード推奨:
- シナリオAの場合: EUR/USD・EUR/JPYの即座のショート
- シナリオBの場合: 様子見
- シナリオCの場合: 1.1720-1.1730での戻り売り
【22:15】第2の分岐点:米国ADP雇用統計
コンセンサス予想: +50,000人
| シナリオ | 結果 | 市場の反応 | 通貨ペアの動き |
|---|---|---|---|
| A: 強い回復(確率40%) | > +60,000人 | ドル全面高 | AUD/USD → 0.6680 NZD/USD → 0.5720 |
| B: 予想通り(確率45%) | +40,000〜+60,000人 | 安心感、ISM待ち | 小動き |
| C: ショック再来(確率15%) | < +20,000人 or マイナス | リセッション懸念、ドル急落 | AUD/USD → 0.6800 USD/JPY急落 |
トレード推奨:
- シナリオAの場合: NZD/USDショート、EUR/USDショートを追加
- シナリオBの場合: ポジション維持、ISM待ち
- シナリオCの場合: AUD/USDロング、ドル円ショート
【24:00】最終決戦:米国ISM非製造業景況指数
コンセンサス予想: 52.2
重要分岐点: 50.0
| シナリオ | 発生確率 | 指標水準 | マクロ環境の評価 | 市場ムード | 想定される為替反応 |
| A:過熱気味(リスクオン) | 35% | > 52.5 | 景気の強さを再確認 | リスクオン、株高 | AUD/JPY → 106.50EUR/USD → 1.1600 |
| B:適温経済(メインシナリオ) | 45% | 51.0〜52.5 | ソフトランディング期待 | 緩やかなリスクオン | AUD/USD → 0.6780 |
| C:リセッション懸念 | 20% | < 50.0 | 景気後退シグナル | 世界同時株安、円全面高 | USD/JPY → 150円台前半全クロス円急落 |
トレード推奨:
- シナリオAの場合: AUD/JPYロング追加、EUR/JPYショート継続
- シナリオBの場合: AUD/USDロングで利益確保
- シナリオCの場合: 全ポジション即座に手仕舞い、円買いに転換
3つのシナリオの組み合わせパターン
最も可能性の高い組み合わせ:
【パターンA】「ユーロ弱・米国強」(確率35%)
- ユーロ圏HICP < 2.0%
- 米国ADP > +60,000人
- 米国ISM > 52.5
結果:
- EUR/USD: 1.1640 → 1.1600
- EUR/JPY: 181.50
- AUD/USD: 0.6780
- NZD/USD: 0.5720
最強戦略: EUR/USDショート、NZD/USDショート
【パターンB】「世界同時減速」(確率25%)
- ユーロ圏HICP < 2.0%
- 米国ADP < +20,000人
- 米国ISM < 50.0
結果:
- EUR/USD: 1.1750(逆に上昇)
- EUR/JPY: 180.00(急落)
- USD/JPY: 150円台前半(急落)
- 全クロス円: 急落
最強戦略: クロス円ショート(特にEUR/JPY)
【パターンC】「ゴルディロックス(適温)」(確率30%)
- ユーロ圏HICP = 2.1%(予想通り)
- 米国ADP = +40,000〜+60,000人
- 米国ISM = 51.0〜52.5
結果:
- EUR/USD: 1.1680(小動き)
- AUD/USD: 0.6780
- AUD/JPY: 106.50
最強戦略: AUD/USDロング、AUD/JPYロング
通貨ペア別トレード戦略:具体的なエントリー・利確・損切りポイント
プロトレーダーとして、実践的なトレードプランをお伝えします。
EUR/USD:最も確実な「売り」
【推奨戦略】19:00のHICP発表後、下落確認でショート
エントリー条件:
- HICPが2.0%以下
- 1.1685のサポートをブレイク
- ブレイク後の戻し(1.1690-1.1695)を待ってショート
ポジションサイズ: 通常の1.0倍(最も確信度が高いため)
利確目標:
- 第1目標: 1.1660(+30pips)
- 第2目標: 1.1640(+50pips)
- 最終目標: 1.1600(+90pips、米国指標も強い場合)
損切りライン: 1.1730(−35pips)
リスクリワード: 1:1.5〜2.5(優秀)
時間帯別の注意点:
- 19:00発表直後の1-2分は様子見(ダマシの可能性)
- 19:05以降、方向性が確定してからエントリー
EUR/JPY:構造的な「売り」
【推奨戦略】戻り売り or ブレイクアウトショート
戦略①:戻り売り(保守的)
- エントリー: 183.20-183.40円への戻しを待つ
- 利確目標: 182.00円(第1)、181.50円(第2)
- 損切り: 184.00円
戦略②:ブレイクアウトショート(積極的)
- エントリー: 182.50円明確割れ
- 利確目標: 181.80円(第1)、181.50円(第2)
- 損切り: 183.20円
ポジションサイズ: 通常の0.8倍
最大リスクシナリオ:
米国指標が予想以上に強く、USD/JPYが157円を超えて上昇した場合、連れ高で184円に達する可能性があります。
対処法: 183.50円を超えたら一旦損切り、状況を見極める
AUD/USD:「押し目買い」の絶好機
【推奨戦略】0.6700-0.6715円への押し目買い
エントリー条件:
- 0.6700-0.6715円まで下落
- この水準での反発(長い下ヒゲの出現)を確認
- ロングエントリー
ポジションサイズ: 通常の1.0倍
利確目標:
- 第1目標: 0.6760(+45〜60pips)
- 第2目標: 0.6800(+85〜100pips)
- 最終目標: 0.6850(米国指標が弱い場合)
損切りライン: 0.6680(−20〜35pips)
リスクリワード: 1:2〜3(非常に優秀)
時間帯別の注意点:
- 米国ADP発表(22:15)前後に押し目が来やすい
- ADP発表直後の初動には飛び乗らず、5分待つ
AUD/JPY:「株価連動型」の買い
【推奨戦略】105.00-105.20円への押し目買い(条件付き)
エントリー条件:
- 105.00-105.20円まで下落
- かつ、米国株が底堅い(S&P500先物が前日比マイナス圏にない)
- ロングエントリー
ポジションサイズ: 通常の0.7倍(リスクオフ懸念があるため)
利確目標:
- 第1目標: 106.00(+80pips)
- 第2目標: 106.50(+130pips)
損切りライン: 104.80(−20〜40pips)
【重要】手仕舞い条件:
米国ISM非製造業景況指数が50.0を割り込んだ場合、利益・損失に関わらず即座に全ポジション手仕舞い。
理由: リスクオフで円全面高となり、さらなる急落リスクがあるため。
NZD/USD:最も効率的な「ドル買い」
【推奨戦略】戻り売り
エントリー条件:
- 0.5800-0.5820円まで戻す
- 上値の重さ(長い上ヒゲ)を確認
- ショートエントリー
ポジションサイズ: 通常の0.9倍
利確目標:
- 第1目標: 0.5750(+50〜70pips)
- 第2目標: 0.5720(+80〜100pips)
- 最終目標: 0.5680(米国指標が強い場合)
損切りライン: 0.5850(−30〜50pips)
リスクリワード: 1:2程度(良好)
最強シナリオ:
米国ADP > +60,000人、ISM > 52.5の場合、0.5720を一気にブレイクして0.5680へ急落する可能性があります。
NZD/JPY:「テクニカル崩壊待ち」の売り
【推奨戦略】90.30円ブレイク待ちのショート
エントリー条件:
- 90.30円を明確に下抜け(5分足で終値ベースの確認)
- ブレイク後の戻し(90.35円付近)を待ってショート
ポジションサイズ: 通常の0.6倍(最も不確実性が高いため)
利確目標:
- 第1目標: 89.60(+70pips)
- 第2目標: 89.00(リスクオフ加速の場合)
損切りライン: 90.80(−50pips)
代替戦略(保守的):
90.60-90.70円への戻しでのショートも検討可能ですが、テクニカル的には90.30円ブレイクの方が確実性が高いです。
Q&A:よくある質問
Q1. 初心者ですが、どの通貨ペアが一番トレードしやすいですか?
A. EUR/USDのショートが最もおすすめです。
理由:
- 方向性が明確(テクニカル・ファンダメンタルズともに下落サイン)
- 流動性が高い(スプレッドが狭く、スリッページが少ない)
- ボラティリティが適度(クロス円ほど激しく動かない)
初心者の方は、まず EUR/USD 1.1690-1.1695円でのショートから始めることをおすすめします。
Q2. 今夜の指標発表時、ポジションを持ったままでいいですか?
A. 指標発表の5分前には一旦ポジションを手仕舞うことを強く推奨します。
理由:
- 発表直後の1-2分は「ダマシ」の動きが頻発
- スプレッドが急拡大し、不利な価格で約定するリスク
- 予想外の結果で瞬間的に大きく動く可能性
正しいアプローチ:
- 発表5分前にポジションクローズ
- 発表後5分間は完全に傍観
- 方向性が確定してから再エントリー
Q3. 全ての通貨ペアを同時にトレードしてもいいですか?
A. 絶対にNGです。最大でも2-3通貨ペアに絞ってください。
理由:
- 通貨ペア間には相関関係があり、実質的なリスクは「分散」されていない
- 例: EUR/USDショート + EUR/JPYショート = 実質「ユーロショート×2」
推奨ポートフォリオ:
パターン①:安全志向
- EUR/USDショート(メイン)
- AUD/USDロング(ヘッジ)
パターン②:積極型
- EUR/JPYショート(メイン)
- AUD/USDロング(サブ)
- NZD/USDショート(サブ)
Q4. ストップロスは必ず設定すべきですか?
A. 絶対に必須です。特に今夜のような指標発表時は。
今夜の指標発表では、予想外の結果が出た場合、瞬間的に100pips以上動く可能性があります。
ストップロスなしでポジションを持つことは、「目隠しをして高速道路を運転するようなもの」です。
ストップロスの正しい設定方法:
- テクニカルな重要ポイント(サポート/レジスタンス)の少し外側
- 損失額が口座資金の2%以内に収まる位置
- 「このラインを超えたらシナリオが崩壊」というポイント
Q5. EUR/USDとEUR/JPY、どちらを優先すべきですか?
A. リスク許容度によって使い分けてください。
EUR/USDを選ぶべき人:
- 初心者
- ボラティリティを抑えたい人
- 夜中に寝たい人(EUR/JPYほど動かない)
EUR/JPYを選ぶべき人:
- 中級者以上
- 大きな値幅を狙いたい人
- リスクオフ(株安)のシナリオに賭ける人
プロの使い分け:
私自身は、EUR/USDで「確実に勝つ」ポジションを持ち、余裕資金でEUR/JPYの「ホームラン狙い」を仕掛けます。
Q6. 豪ドルと円、どちらが今夜強いですか?
A. 米国指標の結果次第で真逆になります。
米国指標が強い場合(リスクオン):
- 豪ドル > 円
- AUD/JPYは上昇
米国指標が弱い場合(リスクオフ):
- 円 > 豪ドル
- AUD/JPYは下落
つまり、AUD/JPYは「方向性を読むのが最も難しい通貨ペア」です。
推奨:
AUD/JPYではなく、AUD/USD(豪ドル単体の強さを活かす)を選ぶ方が確実性が高いです。
Q7. 今夜の指標で最も重要なのはどれですか?
A. 24:00発表のISM非製造業景況指数です。
重要度ランキング:
- ISM非製造業景況指数(24:00) ★★★★★
- ADP雇用統計(22:15) ★★★★☆
- ユーロ圏HICP(19:00) ★★★☆☆
理由:
- ISMは「50.0」という明確な分岐点がある
- 50割れ = リセッション懸念 = 世界同時株安のトリガー
- 米国経済の7割を占めるサービス業の健全性を示す
戦略的示唆:
19:00と22:15の結果が「まちまち」でも、24:00のISMが最終的な方向性を決定します。
つまり、24:00まで「様子見」を貫くのも一つの賢い選択肢です。
Q8. 明日以降もこのトレンドは続きますか?
A. 金曜日(1/10)の米雇用統計まではトレンド継続の可能性が高いです。
今週の重要指標スケジュール:
- 1/7(火)夜: ADP、ISM ← 今日ここ
- 1/9(木)夜: 新規失業保険申請件数
- 1/10(金)夜: 雇用統計(NFP) ← 今週最大のイベント
今夜の結果が金曜に与える影響:
パターン①:今夜の指標が強い場合
- 金曜の雇用統計への期待値が上がる
- 「前倒しでドル買い」が進む
- 金曜は「材料出尽くし」の可能性も
パターン②:今夜の指標が弱い場合
- 金曜の雇用統計で「挽回」できるか注目
- 金曜まで様子見ムードが強まる
- 金曜の結果次第で大きく動く
戦略的示唆:
今夜大きく動いた場合でも、金曜の雇用統計前には一旦ポジションを手仕舞うのが安全です。
最終結論:今夜を制する「3つの鉄則」
以下で最終結論をお伝えします。
鉄則①:「ユーロ売り・豪ドル買い」が勝利の方程式
最強ポートフォリオ:
- EUR/USD ショート(メイン)
- AUD/USD ロング(サブ)
この組み合わせは:
- テクニカル・ファンダメンタルズともに合理的
- リスクが適度に分散されている
- どのシナリオでも「最低限の勝ち」が確保できる
鉄則②:指標発表の「5分ルール」を厳守
5分ルール:
- 発表5分前にポジションクローズ or 新規エントリー停止
- 発表後5分間は完全に傍観
- 5分経過後、方向性確定を確認してから再エントリー
この単純なルールを守るだけで、「ダマシ」による無駄な損失の90%は回避できます。
鉄則③:「生き残ること」を最優先する
今夜のような高ボラティリティ相場では、一夜にして資金を倍にすることも、失うこともあります。
具体的な資金管理:
- ポジションサイズは通常の半分〜8割に抑える
- 1トレードの損失許容額は口座資金の2%以内
- ストップロスは必ず設定(遠めに)
- 「分からない時は休む」勇気を持つ
本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。外国為替取引は高いリスクを伴います。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。レバレッジ取引は損失が証拠金を上回る可能性があります。



